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広く浅く雑多に活動しているブレブレな腐女子「猫田芳仁」がブログをはじめてみました。小説書いたり絵を描いたり、編み物したりしています。
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プロフィール
HN:
猫田芳仁
性別:
女性
職業:
よくわからない
趣味:
たくさん
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 どうも、吾輩です。
 今回は文章の話でも。


 小説らしきものを書き始めてもう15年を超えてしまうという恐るべき現実に戦慄しています。怖っ!
 最初期に比べればいろいろな面で向上していることは間違いないのですが、やっぱり「プロっぽい文章」にはほど遠いです。先日も4万字くらいの小説「ぼくのわたしの守りたい世界」をなんとか完結させたのですが、もうグダグダ。
 5,000~10,000字くらいの短編ホラーだとまだ緊張感を維持できているつもりなのですが、つもりなのは吾輩だけで結局グダグダだったりして。
 
 それはさておき。
 
 すてきな文章とは。
 「綺麗な文章」ではありません。「すてきな文章」なのです。これは個人差がありますから、Aさんから見たら「不愉快な文章」でもBさんから見たら「すてきな文章」であるという場合も、ままあります。
 
 吾輩は高校生の時、文芸部に所属していたのですが、あるとき他の部員から「文章に無駄が多い」という指摘を受けました。現行の吾輩の文を読んでくださった方ならおわかりでしょうが、やたら比喩が多く、難しい漢字が好きで、装飾的な、「トッピング盛りすぎて本体が見えないケーキ」みたいな文章です。
 他人の評価というのは気になるものです。吾輩は早速作品をプリントして「無くても意味がわかるな」という部分に線を引いてみました。
 最終的に3割くらいは削っても意味が通じそうでした。確かにすっきりしましたが、吾輩としては「削る前の方がよかったな」と思いました。
 
 指摘してくれた部員は建物にたとえると「現代的な、オフィスビルみたいな文章」が好きだったのかもしれません。対して吾輩は「前時代的な、ヨーロッパのお城みたいな文章」が好きなのです。
 そもそも方向性が異なるのです。
  
 イラストなんかだと「癖のある絵」という言い方よく聞きますけども、それは文章でも当てはまるんですよね。イラストと違ってぱっと見でわかる物ではないですけれど、読めば文体のどこかしらに、多かれ少なかれ「癖」があります。その「癖」が「不要な雑味」になるか「スパイス」になるかは作者の技量プラス、個人の好みです。
 
 要するに、各人の好きな文章=その人にとってのすてきな文章ってことです。
 身も蓋もありません。この長大な前置きは何だったのか。
 
 ではまた。
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